最終更新日 2023.7.12

人的資本経営の実現へ。会社と社員のエンゲージメント強化で企業価値向上。効果的な採用や、現従業員とのエンゲージメントで選ばれる企業に

欧米で先行しているESG投資における人的資本経営。いよいよ日本でも開示指針が示され、2023年には企業への開示義務化へと動きつつあります。
人事や採用戦略、リスキリングを、何から着手すべきか、どういった視点が求められているのか、実効力のある施策とはなにかと悩んでいる方も多いのではないでしょうか?
経営・人事が直面する課題に対し、コミュニケーションの側面から包括的にサポートする、博報堂グループならではのプログラムをご紹介します。

目次

社員は管理対象の「資産」ではなく、企業価値に直結する「宝」である

これまでの日本企業において、社員は管理・統制の対象である「資産」という認識が定着していました。企業が目指す経営戦略達成に向けて人員を適切に組織配置し、人員の過不足に応じて採用や配置換えを行う、いわゆる管理対象です。

しかし、時代は転換期を迎えつつあります。欧米で先行しているESG指標における「人的資本」の概念が日本でも注目され、国主導の検討会を経て、企業のガイドブックとなっている
「人材版伊藤レポート(1.0/2.0)(経済産業省ウェブサイト)や、ESG投資における「人的資本可視化指針」(内閣官房ホームページ)が策定されました。そして、「人的資本元年」となる2023年には、人的資本の情報開示義務化へと移行します。

この大きな潮流を、ESG投資を呼び込むための手段として捉えるのではなく、「人的資本」とは、「人を中心とした企業のブランド・トランスフォーメーション」であると我々は考えています。

「人」を、管理・投機対象の資産として捉えるのではなく、「かけがいのない仲間、パーパス実現に共鳴し、多様な個性や才能を持つ人々が集合している、企業の本来の存在の核」=宝として捉えています。

経営が従業員の持つ無限の価値を捉えなおし、一人一人の価値を最大化させることで、組織に活力があふれ、事業がサステナブルに、企業が強いブランドなっていく。これが、人的資本のESG的な本質、だと私たちは考えます。

HR-Branding for ESGでは、ヒトを大事にし、ヒトに投資し、ヒトが為しえる価値創出を最大化する、この取り組みに向きあう企業を、博報堂グループのナレッジを集結させ支援させていただきます。

人事戦略、体制は整っているが、課題を解決し成果を生み出す戦略が立てられない…

HR-Branding for ESGでは、企業の人的資本経営推進をアシストするコミュニケーション戦略策定を支援します。

人的資本経営のガイドブックである「人材版伊藤レポート2.0」では、3つの視点と5つの共通要素が示されています。この中で、「As is to beギャップの定量把握」「企業文化の定着」「従業員エンゲージメント」が重要な要素となっています。

HR-Branding for ESGの開発は、主にこの3つの要素に力点をおいてプログラミングしました。

As is to beギャップの定量把握」では、採用マーケティングで数々の企業を支援し実績を上げているNo Companyが有するAI技術を活用した、SNSデータ分析手法「人的資本版THINK」を開発。

ビッグデータから、人的資本経営周辺のインサイトを可視化し、人的資本経営に対する企業の動向分析をしたり、世の中のクチコミ・行動データから、自社のギャップを把握したりすることで、実施するべき人事施策の策定を行っていきます。

「企業文化の定着」「従業員エンゲージメント」では、企業理念やパーパスの浸透戦略、中期経営計画の実装戦略など、これまで博報堂が培ってきたインターナルコミュニケーション支援に関する豊富な経験を活用します。

そして、ワークショップや社内表彰制度、イントラネット構築など、クライアントのニーズに応じた戦略・施策設計を行います。また、インナーのみならずアウターへの発信もスコープにおき、社内外のステークホルダーとのエンゲージメントも強化する、コミュニケーション戦略も策定していきます。

また、活動をIR視点で評価軸に昇華していくためのコンサルティングを、IRのプロフェッショナル集団であるエッジ・インターナショナルがサポートしていきます。

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HR、ER、IRの3つのエンゲージメント強化をワンストップで対応

一口に人的資本といっても、カバーすべきステークホルダーは多岐にわたります。HR-Branding for ESGでは、「①HRHuman Resource)領域」「②EREmployee Relations)領域」「③IRInvestor Relations)領域」と3つの領域を設定し、3社の強みを持って実効力のある施策を通じてそれぞれをカバーしていきます。

3社が持つエントリープログラムを稼働させ、中長期の戦略を立案。実施フェーズにおいては、HRで多様なソリューションを持つNo CompanyERに実績を持つ博報堂、IRのプロフェッショナルであるエッジ・インターナショナルが、実施計画・コンテンツ開発から制作・運用、PDCAKPI運用までワンストップで対応します。

クライアントのステータスやリクエストに応じて、柔軟にプログラムを策定。成果を生み出すまで丁寧に並走します。

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ESGにおける人的資本経営実現の第一歩として、まずはご相談を

これまで、インターナルコミュニケーションのご相談では、パーパス策定時や社長交代時、中計発表時など、企業の動静に付随した内容で、ある意味サブ的要素として扱われることが多くありました。
しかしこれからは、人的資本が経営戦略の中枢となり、同時にインターナルコミュニケーションもその中核として重要視され、ご担当者様にとって非常に重いテーマになりつつあると推測します。
誰に相談すればいいか、何から着手すればいいか、トップに対しどのような提案をすべきか、会社と従業員とのエンゲージメントを高めるための、これらのご担当者様のお悩みに対して、多様な打ち手を持つHR-Branding for ESGチームが並走し、課題の把握から戦略策定、実行につなげていきます。
御社の人的資本経営実現に向けて、HR-Branding for ESGをご活用ください。

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中西 孝穂(なかにし たかほ)

株式会社博報堂 PR局 PRプラニング一部

2001年博報堂に転職。営業として大手飲料会社のマーケティング・広告制作業務を担当。2008年よりコーポレートコミュニケーション局(現PR局)に異動し、以降企業広報のコンサルティング、企業コミュニケーション戦略を担当する中で、インナーコミュニケーション事案にも対応。

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