イノベーションを企業ではなく、先進的なユーザーが生み出す現象を「ユーザー・イノベーション」と呼びます。
「新商品やサービスの開発において新規性のあるアイデアを得たい」
「お客さんを開発段階から巻き込んでいって、ファンを増やしたい」
このような理由から、開発段階でユーザーをどんどん巻き込んでいこうという企業が増えており、先進的なユーザーと共創を行う「ユーザー・イノベーション」が注目されています。
今回のウェビナーでは、ブランディング支援、イノベーション支援の専門部隊である、ブランド・イノベーションデザイン局が、ユーザー・イノベーションについて概要をご紹介します。
さらに、アサヒ飲料の高橋さんにゲストとしてご登壇いただき、先進的なユーザーとの共創による新商品開発に取り組んでいる「三ツ矢サイダー」の事例をいち早くご紹介いたします。
目次
市場状況やマーケットの課題について
成熟化した市場において、自社事業を成長させていく難しさを感じている企業担当者は多いのではないでしょうか。
「両利きの経営」という言葉を聞いたことがある方も多いと思いますが、イノベーションを起こすためには「知の深化」(社内の専門知識)と共に「知の探索」(社外の新しい知識)を取り入れることが不可欠です。事業成長におけるブレイクスルー、イノベーションを起こしたいときに、社外の新しい知識やアイデアを取り入れる手法として、ユーザー・イノベーションの活用が注目されています。
また、日々接する情報量や発売される商品数が増えている中で、コモディティ化した市場で事業を行う企業も増えています。明確な独自性・差別性がない中で生活者から選ばれるためには、ユーザーに商品開発のプロセスから参加してもらうことで、ブランド好意を高めファンになってもらうことが重要です。顧客を開発段階から巻き込んで、ファンを増やすという狙いにおいても、ユーザー・イノベーションが活用されています。
企業が抱える、問題・疑問とは
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成熟化・コモディティ化した市場で、事業成長に資するブレイクスルーの実現が難しくなってきている
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新商品やサービスを開発するにあたり、自社内では新しい発想やアイデアが得にくくなってきている
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顕在化した生活者ニーズではなく、潜在的なニーズを把握し、新市場を創造したい
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ユーザーとの共創やオープンイノベーションに関心があるが、どのように取り組めばよいのかわからない
このウェビナーはこんな方におすすめです
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BtoCビジネスを展開されている事業会社の方
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マーケティング部門の事業責任者および現場担当の方
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新商品やサービス開発において、新しいアイデアを探している方
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新商品開発において、一般生活者に向けた調査以外の方法を探している方
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ユーザーとの共創やオープンイノベーションに関心のある方
講演概要
開催日時 | 2023年2月8日(水)15:00 ~ 16:00 ※アーカイブ配信あり |
締切 | 2023年2月6日(月)15:00 |
登壇者 |
アサヒ飲料株式会社 マーケティング本部 株式会社博報堂 |
参加方法 | 事前登録制 |
参加費 | 無料 |
プログラム
ユーザー・イノベーションとは何か?
三ツ矢サイダーにおけるユーザー・イノベーションの活用事例紹介
質疑応答
ユーザー・イノベーション・ラボによるコンサルティングのご紹介
産学連携型コンソーシアムのご紹介
登壇者のご紹介
高橋 徹 氏
アサヒ飲料株式会社 マーケティング本部
マーケティング一部 炭酸グループ グループリーダー
2001年カルピス株式会社に入社後、商品開発研究所にて 主にコンク「カルピス」の中身開発を担当。その後、飲料事業部でストレート「カルピス」ブランドを中心とした商品開発を担当し、アサヒ飲料株式会社マーケティング部に出向(当時)。「十六茶」などのマーケティングを統括。その後宣伝部メディアグループリーダーとして、メディアバイイングとオウンドメディア運用を統括。 現職では、「三ツ矢」「ドデカミン」といったブランドのマーケティングを統括。 趣味はランニングと食べ歩き(主にB級グルメ)
和泉 舞
株式会社博報堂
博報堂ブランド・イノベーションデザイン
東京外国語大学卒、東京大学大学院博士前期課程修了。広告会社2社を経て2013年に博報堂入社。ストラテジックプランニング職として、トイレタリー・化粧品、家電、飲料・食品・たばこ、アパレル、外食産業、流通、半導体メーカーなどの業務経験が豊富。美容・ヘルスケア領域、食領域の業務実績が豊富であり、各種調査などを通じた生活者インサイト分析にも定評がある。2021年よりユーザー・イノベーション・ラボの立ち上げより参画。イノベーティブなユーザーと共創しながら商品開発の支援などを行っている。